京都の四季おりおり

京都在住歴20年。よそ者目線の京都をお伝えします。

土用干し

 一年に土用は四回あって、一番注目されるのはもちろん今の時期の土用。

 私の以前住んでいた関東地方では、土用の丑の日にウナギを食べるとよいということでスーパーのお魚売り場周辺が大賑わい。

 もちろん関西、京都でもそうなのですが、もう一つよく売られているものといえば「土用もち」

 やわらかい一口大のおもちの周りに、こしあんがぐるっとまわっていて、伊勢の赤福に似ている感じ。

 これも暑気払いに食べます。町中のお饅頭屋さん、スーパーでよく見かけます。

 

 そしてそして・・・

 京都は、昨日梅雨が明け、途端に熱風、湿気がむんむんする過ごしにくい季節到来となりました。

 こんな季節にもちろん、うなぎや土用もちもいいのですが、我が家では毎年「梅干し」づくりをしていて、この一番太陽のパワーの強い時期に3日間直射日光に当てて、梅を干しています。

 

 

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 我が家の今年の梅干したちです。3キロほど。

 ザルで干していないものもありますが、そこは適当に・・・。

 明日は表裏ひっくり返してまたガンガンの直射日光に当て、太陽パワーを閉じ込めます!

 3日間干してすぐ食べてもいいですが、ホントは3年ほど置くと、塩っ気が抜けまろやかになるそうです。うちの場合はそこまで長く置いておかなく、1年ほどでなくなってしまいますが・・・。

 売っているものは何しろ添加物が多く、値段も高く、私的には全然買いじゃな~い。

 (特に塩分控えめのものは添加物が多くて、逆に不健康にならないか心配です。)

 

 うちでは子供が小さかった時に食にだいぶこだわったときがあり、手作りするようになりましたが、今は自称ずぼら主婦。

 しかし、めんどくさがりの人でも簡単にできますよ~。

 皆さん、試しに来年ご自分で作ってみてはいかがでしょうか。すっごく簡単です。

こんなカメなどなくてもいけます。

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大きいジップロックに梅300グラムぐらい入れて、そこに18%(54グラム)の塩を入れ、やさしくフリフリ、もみもみ。少し重しをして2,3日で水が上がってくるといい感じです。カビ予防に冷蔵庫で保存しておいて、この時期に干すというのもあり。

赤しそは梅1キロにつき一束(だいぶアバウトです)

 これははっぱを茎からちぎって洗い、これも大体18パーセントくらいの塩を2回に分けて振り入れぎゅっと絞る、また塩を入れぎゅっと絞るを繰り返します。後は梅酢(梅を塩漬けしていて上がってきた水)適量で洗い流す感じでもむと、きれいなシソ色になり、これも干すと「ゆかり」になります。

 自家製梅干しで今年も乗り切るぞ~、ということでこれから6歳の息子リクエストのシソジュースづくり。

 葉っぱちぎるの手伝ってよ~!