夏越の祓(なごしのはらえ)
今日6月30日は京都では「夏越の祓」といって、神社で茅の輪(ちのわ)くぐりをします。
これは一年の半分を過ぎたところで、今までの半年間の穢れを払い、これから半年間の無病息災を願う行事です。また、水無月(みなづき)を食べ、暑気払いをする習慣があります。
京都の神社では鳥居の下に巨大な茅でできた輪っかをくぐりながら、文言を唱えます。(因みに全部の神社がやっているわけではないです)
いつも私が行っている上御霊神社(かみごりょうじんじゃ)では、こんな風に茅の輪ができていて、ここをこんな文言を唱えながらくぐります。(写真はあまり輪っかっかでないような気がしますが・・・)
「祓い給え、清め給え、幸へ給え・・・」もう少し文言があったのですが忘れました・・・。
くぐり方は、まず輪の前で一礼。茅の輪をくぐって左まわり→中央に戻ってこんどは右まわり→中央に戻って又左まわり→中央で礼。
終わると皆それぞれ茅の輪の茅を引き抜いて自分の家の玄関に飾るための「ミニ茅の輪」を作ります。
写真は、小学校一年生の次男が作った茅の輪です。
(自分でもほかに引き抜いて家で遊ぶための投げ輪を作って遊んでいました。)
暑気払いに食べる「水無月」ですが、この季節になると、どこの和菓子屋さん、スーパーでも売っていて京都市民にはおなじみです。
うちでは買うのは高くつくので牛乳パックで簡単に作っています。
ちなみにレシピ:小麦粉100グラム、砂糖60グラム、抹茶5グラム、市販の甘納豆1袋(80グラムくらい)、水300cc
甘納豆以外をだまにならないように混ぜて牛乳パックにいれ、口を閉じて8分くらいチン。そのあと少し残しておいた生地液と甘納豆をできるだけ平均になるように入れてまた2,3分チン。しっかり冷ますとキレいに切れます。
水無月の形は三角形。これは氷を表しているそうです。
また小豆の赤い色が邪気を払う色とされているとも聞きました。
昔から京都は小豆を1日と15日に食べる習慣があるそうで、ご飯に混ぜたりして食しているそうです。
小豆は昔から体に良い食べ物として京都の人は生活の中に取り入れているんですね。日にちとして決めているのがすごいです。
これからそんなレシピもあったら探してみようと思いますね。
では、また~。
皆さん湿気にやられないよう、小豆をたくさん食べて元気にお過ごしくださいね。